移動式プラネタリウムショー。

移動式スタードームとして、私たちは学習者に宇宙科学を届けるためにイギリス中を旅しています。 幸いなことに、交通渋滞や道路閉鎖、混雑の中でも、道順を示し、シームレスに案内してくれる衛星ナビがあります。 しかし、ナビが普及する前は、人々はどのように目的地に行き、自分の居場所を決めていたのでしょうか。

今日の課題は、昔ながらの方法で座標を計算することを学ぶことです。 準備はいいですか?

座標系ってなんでしょう?

地球上では、緯度と経度という2つの座標を使って自分の位置を特定します。 緯度線と経度線からなるグリッドと考えます。

緯度線(平行線)は赤道と平行に水平に走っています。 緯度は、赤道から北(北緯0度~90度)または南(南緯0度~90度)方向にどれだけ離れているかを示しています。

経線(子午線)は、北極から南極まで、赤道を90度の角度で横切るように垂直に走っています。 経度は、グリニッジ天文台を通る本初子午線に対して相対的に測定されます。 西経(0~180度W)と東経(0~180度E)です。

地球上のすべての点は、特定の平行線と子午線の交点にあり、その固有の座標です。

緯度の求め方(北半球のみ)

昔の人は、南に移動すると北極星が地平線に近く見え、北に移動すると北極星が空の高いところに見えることに気付きました。

実際、地平線上の北極星の高さ(というより地平線上の天極の高さですが、この2つはほぼ同じものです)は、観測者の地理的緯度に等しいことを示すのは簡単です。 ですから、私たちの緯度を知るには、北極星の地平線からの高さを測ればよいのです。 もちろん、北極星の求め方を知っていればの話ですが…(その方法はこちら)。 また、正午の太陽の高度を利用することもできます。

さて、北極星を見つけたら、四分儀(円の4分の1)またはその近縁の六分儀(円の6分の1)という非常に簡単な道具を使って、その高度を決定することができます。 これらの道具は古くから航海に使われており、自分でも簡単に作ることができます。

夜になったら、象限儀の視野(私たちは藁で作りました)を覗いて北極星を探します。 そして、重りのついた紐が指している数字を読みます。 それがあなたの緯度です!

経度の求め方

経度を求めるには、もう少し手間がかかります。 時計、電話、グリニッジにいる親友、そして晴れた日が必要です。

この方法の背後にある考え方はかなり単純です。

1日24時間の長さの中で、地球は360度回転します。 つまり、地球は4分間に1度(または1時間に15度)の割合で回転していることになります。 したがって、自分のいる場所の太陽正午とグリニッジの時間差を求めれば、自分の経度がわかるのです

自分の住んでいる地域の太陽正午の瞬間を知るには、地面に南北の線を引きます。 そして、その線の真ん中になるように長い棒を地面に突き刺します。 ポールの高さや垂直方向の位置が正確であればあるほどよいのです。 ポールが落とす影が南北の線を横切る瞬間が、あなたの地域の正午です。

グリニッジの太陽正午の時刻を知るには、グリニッジの友人に全く同じ実験をしてもらいましょう。 あるいは、BBCラジオ4のグリニッジ時報(6つの「ピップ」)を使ってグリニッジ標準時を知ることができます。

この実験から2つのことを学びたい:グリニッジのピップがあなたの地元の正午の前か後か、そしてどれくらいか。

  • 地球は(「上」から見て)反時計回りに回転しています。 ですから、もしあなたの正午がグリニッジの正午より早ければ、あなたは本初子午線の東に位置しています。 そうでなければ、あなたは本初子午線より西に位置しています。
  • 経度は「4分の時差で経度1度」の式で計算できます。

これで、衛星ナビゲーションなしで自分の居場所を見つける方法がわかりましたね。 なんてクールなんでしょう。 もう迷子になることはありません!

まだ興味がありますか?

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