Laparoscopic Ladd procedure: a minimally invasive approach to malrotation without midgut volvulus

中腸捻転のない腸の管理は議論のあるところである。 すべての腸捻転患者に対してLadd法を推奨する者もいれば、より選択的なアプローチを提案する者もいる。 我々は,腸捻転を伴わない腸管悪性化症例9例に対し,腹腔鏡下Ladd法を試みた。 患者記録をレトロスペクティブに検討した. データは,患者の来院,手術方法,入院経過,転帰について収集された. 腹腔鏡下Ladd法は8例(10週~25歳)で成功裏に終了した。 1例は開腹手術に変更する必要があった。 手術時間は平均111分(範囲:77~176分)であった。 入院期間は3~5日(平均3.6日)であった。 全例が通常の食事療法で自宅退院となった。 合併症は1例で、死亡例はなかった。 8名の患者は症状が完全に消失していた。 腹腔鏡下Ladd手術は,中腸捻転を伴わない腸捻転の乳児,小児,成人に対して安全で効果的な手術法である. 手術時間,入院期間,臨床転帰は許容範囲内であった. 我々は,腸捻転を伴わない腸管奇形患者に対して,腹腔鏡下手術を検討することを推奨する. 腸管奇形は,解剖学的変異や臨床像の広い範囲に渡って発生する. 中腸捻転を伴わない腸捻転の治療法については、まだ議論の余地がある。 どの患者が致命的な中腸捻転を起こすかわからないため、悪性腸捻転を認めたすべての患者にLadd法を行うことを提唱するものがほとんどである。 また、手術介入に伴う罹患率を理由に、より選択的なアプローチを提案する者もいる。 腹腔鏡手術による奇形児の診断と修正については、多くの小規模なシリーズや症例報告がなされている。 この方法の支持者は、低侵襲であること、患者の回復が早いこと、そして成功した結果を指摘している。 我々は、腹腔鏡下Ladd法の経験とその長期成績について述べる。

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