エイリアス(SQL)
エイリアスは SQL の機能で、すべてではないにしても、ほとんどのリレーショナル データベース管理システム (RDBMSs) でサポートされているものです。 エイリアスは、データベース管理者だけでなく、他のデータベース ユーザーにも、クエリに必要なコードの量を減らし、クエリをよりシンプルに理解できるようにする能力を提供します。 さらに、エイリアスは、データベース フィールドの実名を保護するための難読化技術として使用することができます。 テーブルのエイリアスは、相関名とも呼ばれます。 プログラマはエイリアスを使用して、SELECT クエリの期間中、テーブルまたは列に一時的に別の名前を割り当てることができます。 エイリアスを割り当てても、実際にカラムやテーブルの名前が変更されるわけではありません。 これは、テーブルやカラムの名前が非常に長かったり、複雑であったりする場合に便利です。 エイリアスの名前は何でもかまいませんが、通常は短いものにします。 例えば、”price_information” という名前のテーブルに対して “pi” というようなテーブルの別名を使用することはよくあることでしょう。 ASキーワードは完全に任意であり、通常は可読性を高めるために残しておくことに注意してください。 以下に、以下のクエリが参照するサンプル・データを示します。
DepartmentID | DepartmentName |
---|---|
31 | Sales |
33 | Engineering |
34 | Clerical |
35 | Marketing |
テーブル別名を使用中です。
SELECT D.DepartmentName FROM Department AS D
同じクエリを次のように書くこともできます(今回は AS 節が省略されていることに注意してください):
SELECT D.DepartmentName FROM Department D
列エイリアスは似ています:
SELECT d.DepartmentId AS Id, d.DepartmentName AS Name FROM Department d
結果セットでは、上記に示したデータを返します。唯一の例外は “DepartmentID” が “Id” として表示され、 “DepartmentName” は “Name” として表示されてしまうということです。
また、1 つのテーブルだけが選択され、クエリがテーブル結合を使用しない場合、SELECT 文の列名からテーブル名またはテーブル別名を省略することが許可されます。 以下の例:
SELECT DepartmentId AS Id, DepartmentName AS Name FROM Department d