加水分解したコーングルテンミールの、制御された環境下における3種の草に対する除草活性

米国特許第5,030,268号は、トウモロコシ(Zea mays L. )穀物のタンパク質分であるコーングルテンミールが天然の除草剤として使用できることを開示している。 しかし、コーングルテンミールは水に不溶であり、この特性により除草剤としての適用が困難である。 そこで、より強力な除草活性を有する水溶性素材を求めて、コーングルテン粉およびその他の関連作物素材から得られる様々なサンプルの植物毒性を、制御された環境下で3種類のイネ科植物を用いて評価した。 温室およびグロースチャンバーでのバイオアッセイにより、酵素的に加水分解したコーングルテンミールのサンプルは、コーングルテンそのものよりも除草活性が高く、水溶性が高いことが示された。 細菌由来のプロテイナーゼで調製したグルテン加水分解物は、発芽種子の根の成長に対して最大の阻害活性を示した。 このコーングルテン粕由来の水溶性物質は、根系の成長調節作用を有し、天然除草剤として利用できることがわかった<6401>。

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