湿性加齢黄斑変性症(AMD)の症状

湿性AMDは、新生血管から網膜に液体がもれることで起こります。 これにより、網膜は「濡れた」状態になります。 最初は、この液体が可逆的な視力低下を引き起こしますが、治療しなければ、数週間から数カ月で視力低下が永久的なものになる可能性があります。

ウェット型AMDの患者は、ウェット型AMDになる何年も前に、早期ドライ型AMDと診断されることがあります。

早期AMDにはわずかな症状(「ドライ型AMDの症状」の記事を参照)しかなく、拡張眼検査で診断するのが最善です。

ウェット型AMDによる視力低下の症状は、血管が突然網膜に漏れ出すことにより、1日のうちにも突然現れます。 その際、痛みはありません。 症状は、中心視のゆがみや盲点です。

中心視のゆがみや盲点を発見する一つの方法として、アムスラー式グリッドがあります。 読書用の眼鏡をかけ、読みやすい距離でグリッドを観察し、片目ずつ、もう片方の目は閉じるか覆うかして検査します。 また、Notal Vision社のForeseeHome Monitor®は、ドライ型AMDの患者さんが自宅でモニターするための機器として、初めてFDAに認可されたものです。 現在では、全米のメディケアに登録され、ドライ型AMDでウェット型AMDに移行するリスクが高いという適格基準を満たした患者さんに対して、メディケアの対象となるサービスとなっています。

中央盲点と「フローター」の区別がつかないことがあります。 浮遊物とは、硝子体領域(水晶体から眼の奥までを満たす透明なゼリー状の物質)に浮遊する不透明な斑点で、網膜に影を落としています。 非常によく見られる症状です。 浮遊物は、眼球の動きよりもわずかに遅れて動き続けるので、眼球を素早く動かすと、浮遊物やそれが引き起こす視界の暗部や「ブロブ」は、眼球が静止した後も約1秒間動き続けることになります。 通常、浮遊物は問題ありませんが、新しい浮遊物、特に周辺(側)視野の点滅光や周辺視野を遮る「カーテン」を伴う場合は、網膜剥離が原因である可能性があり、すぐに眼科医に連絡する必要があります。

幸いにも、湿性AMDは目に注射する薬で治療できるようになったため、異常血管が漏れることを止めることができます。 これらの薬は、湿性AMDが速やかに発見された場合に最も効果的です!

リソース。

  • Macular Degeneration Toolkit(黄斑変性症の理解と管理に役立つ情報)
  • Macular Degenerationに関する専門家の情報(記事)
  • BrightFocus Chats(音声)(英語のみ 黄斑変性症に関する講演)
  • アムスラー式視力検査(出版)
  • ウェット型AMDとは(動画)
  • ドライ型AMDとは(動画)
  • なぜ私の医者はいつも「ドルーゼン」について話すのだろう? (記事)
  • アムスラーグリッドの使い方(記事)
  • ドライ型加齢黄斑変性の進行のモニタリング(記事)
  • 加齢黄斑変性(AMD)のあまり一般的ではない症状(記事)
  • ウエット型黄斑変性に対する注射(記事)。 What to Expect (Article)
  • Dry AMDの症状 (Article)

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