Can I drive after those drops, doctor?
目的:瞳孔を拡張するための点眼をした後に運転した患者の経験を記録する。 瞳孔拡張後の運転に関するガイドラインは文書化されていない。 これは、瞳孔を拡張させた眼科検査で眼科に通院した後に車を運転した患者の研究である。
方法 瞳孔を拡張した後、運転に自信があると感じた患者30名を確認した。 2.5%フェニレフリンと1%トロピカミドによる瞳孔拡張の前後で遠方視力、色覚、対峙視野を評価した。 これらの患者は、瞳孔拡張後に運転するための法的要件を満たしていた。 患者は、瞳孔拡張中の運転に関する主観的経験を記録したアンケートに回答した。
結果 患者の平均年齢は51.9±19.7歳(範囲20~73歳)であった。 30人中27人が慣れた道を走行し、14人が眼鏡を着用していた。 平均球面等価は遠方で+2.00dioptre sphere、近方で1.75dioptre sphereの追加球面等価が平均であった。 20人の患者がまぶしさを感じ、3人のケースでは運転に支障をきたすほど深刻であった。 このうち2人は晴天時に、1人は薄曇り(晴天ではない)時に運転した。 6人の患者は道路標識に困難を感じ、2人は距離の判断に困難を感じ、1人は信号機に困難を感じたと報告した。
結論 瞳孔を拡張しても遠方視力は低下しなかった。 しかし,眩しさに関連する問題について患者に警告し,帰宅時の移動手段として運転しか選択肢がない場合は,瞳孔散大状態に適応するために十分な時間を確保し,運転は慣れた道のみにし,晴天時の運転は避けることを勧めることが適切と思われる。