原著Severe Acne Vulgaris and Tobacco Smoking in Young Men

タバコ喫煙とニキビの関係はまだ不明であるが、我々は若い男性の大規模コホートでタバコ喫煙と重度のニキビの関係について検討した。 訓練を受けた看護師が義務兵役の除隊時に対象者に家族歴、習慣、タバコの喫煙習慣について聞き取りを行った。 データは、認定皮膚科医によって診断されコード化された重度のにきびの状態と相関があった。 1983年から2003年にかけて、合計27,083人の男性が研究に参加し、そのうち237人(0.88%)が重度のにきびを持ち、11,718人(43.27%)が喫煙者であり、15,365人(56.73%)が非喫煙者であった。 喫煙者は、非喫煙者(1.01%)に比べ、重度のニキビの有病率(0.71%)が有意に低かった(P=0.0078)。 重度のニキビ有病率と1日のタバコ消費量の逆用量依存関係は、1日21本から有意となり(χ2・傾向検定:P<0.0001)、オッズ比:0.2(95%CI:0.06-0.63)であった。 なお、本調査では時間的な相関を明らかにすることを目的としておらず、受動喫煙やニキビ治療については測定していない。 これまでのin vitroおよび臨床研究では、ニコチンとの関連性が強く支持されている。 この関連をさらに調査するために、ニキビに対するニコチン局所治療による試験を行うことを提案する

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